旋盤って何?【誰でもわかる旋盤加工#1】
旋盤とは?
旋盤は、金属などを加工する工作機械です。材料を主軸(チャック)に取付、旋盤という方法によって加工をします。
旋削とは、加工したい材料を回転させ、それに刃物を当てることによって加工する方法です。
リングの皮むきや大根のかつら剥きと同じように、刃物(包丁)は動かさず、材料を回すことによって削っていきます。そのため、丸い円筒状の加工がとても得意な工作機械です。
旋盤で出来る加工は、外径加工、溝加工、端面加工、ドリル加工、中ぐり加工、ねじ加工と様々あります。
旋盤で主に使う刃物はバイトと呼ばれ、刃先を材料に押し当てることで加工します。英語では「カッティングツール」と呼ばれ、バイトとよぶのは日本だけだそうです。
バイトは形状や構造によって、様々な種類があります。
加工によって複数のバイトを使い分けて、1つの製品を仕上げて行きます。
旋盤で加工された部品は世の中にたくさんあります。
例えば、自動車や船に動力を伝えるシャフトなどがあります。
自動車のシャフト
様々な用途で大量に使われているボルト
パイプなどの接合に使われるフランジ
その他にも身近な製品のほとんどに旋盤で作られた部品が使用されています。
あの戦艦大和の主砲も旋盤で作られたそうです。
機械加工の中でも最も使われている日本のものづくりの原点である旋盤についてお話しました。次回も旋盤について、解説してまいりますので、ぜひご覧ください!
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