フランジとは?その加工の特徴と事例を紹介!
フランジとは(flange)
フランジとは、一般的に円筒形や部材からはみ出すように出っ張った部分を示します。工業用語では2つの配管を接続する継ぎ手部分などを指す言葉として使われています。機械備品、電子部品、建築部材等、様々な分野で存在し、また用途もそれぞれです。
いずれも鍔(つば)状であることが特徴です。
フランジの加工方法
ここでは機械部品に使われるフランジの加工について説明していきます。ステンレス、アルミ、真鍮、チタンといった様々な材質のもので加工することができますが、材質によって加工の難易度も変わります。大きく分けて3通りの加工方法あります。
①旋盤加工
NC旋盤などを使用し、回転させた工作物に工具を当てて加工を行う方法です。外丸削り、面削り、中ぐり、穴あけ、突切り、ねじ切りなどの加工ができます。連続的な回転対称である必要があります。
②切削加工
マシニングセンタ等を使用し、固定した工作物に回転または直線運動する工具を当てて加工を行う方法です。穴あけ、中ぐり、フライス削り、ねじ立て、リーマ仕上げなどの加工ができます。
③板金加工
プレス機を使用する絞り加工と曲げ加工があります。容器や管などの形状のものに絞り加工、板などの形状のものに曲げ加工と形状に分けて加工しています。
<引用元>
株式会社Catallaxy
代表的な導入例
幅広い業界で導入されていますが、今回3種の業界での導入例を紹介します。
① 建築業界
配管において、パイプや弁などをつなぐ部分に用いられるの円盤ないし円盤と円筒を組み合わせた部品として使われています。
② 自動車業界
ホイールのタイヤが組みつけられている部分にある外れ止めの鍔(つば)の部分、またパイプやシャフトの端に設けられている鍔(つば)状の部分に導入されています。管や軸同士をつなぎ合わせる際に使用されます。また配管の継手の隙間を埋め、漏れをとめる役割もあります。
③ 鉄道業界
車輪がレール上を脱輪せずに走行するために、車輪の外周に設けたでっぱりの部分に使われています。フランジがあることによって車輪はレールに沿って進むことができます。
弊社での製品
弊社で製作したフランジについて以下のサイトに掲載しています。その他の製品についてもカテゴリに分けて掲載しております。
以上、フランジとは、フランジの加工方法、導入例、弊社での事例についてもご紹介いたしました。
弊社では、図面がなく壊れてしまったフランジを元に、寸法を測り、新しい製品に仕上げるリバースエンジニアリングの技術もあります。そちらの様子を示したYouTubeもありますのでご覧ください。
※図面がなくても大丈夫!?部品を復元します!リバースエンジニアリング【今橋製作所vol.3】
またご依頼内容によりますが、単純形状の中ロット数で検討されている方は弊社所有のマシンで加工することで、コストダウンができる場合もございます。まずはお問い合わせください。
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